「数日で治ると思っていた下痢が、なかなか良くならない・・・」
「整腸剤を飲んでも改善しない・・・」など
このような「慢性的な下痢」で悩んでいる方は少なくありません。
下痢が長続きする原因は、感染症や食事の影響だけではなく、炎症性腸疾患や大腸がん、ポリープなどの病気が隠れていることもあります。
今回は、慢性的な下痢の原因と、大腸カメラ検査がなぜ重要なのかを解説します。
慢性的な下痢とは?
一般的に「3週間以上の下痢が続く」状態を慢性的な下痢といいます。
一時的な食あたりやウイルス性胃腸炎とはお子なり、腸の中で慢性的な炎症や吸収障害が起きていることがあります。
考えられる原因
・過敏性腸症候群(IBS)
ストレスや生活リズムの乱れで起こりやすい機能性疾患
・炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)
若い方にも多く、下痢や血便、腹痛を繰り返します。
・大腸ポリープ・大腸がん
ポリープや腫瘍があと腸の動きが変化し、下痢や便秘が交互に出ることもあります。
・薬剤性・ホルモン異常・吸収不良
糖尿病薬、抗生物質、甲状腺機能亢進症などでも起こります。
なぜ大腸カメラが必要なのか?
慢性的な下痢の場合、見た目では原因を判断できません。大腸カメラでは
・腸の粘膜に炎症があるか?
・ポリープやがんがないか?
・組織を採取して顕微鏡で調べる(生検)
といった直接的な確認ができる唯一の検査です。
血液検査や便検査ではわからない病変も多く、早期発見には大腸カメラがかかせません。
当院の検査について
しもの内科・内視鏡クリニックでは
・鎮静剤を使用した苦痛の少ない大腸カメラ
・同日検査(胃カメラと大腸カメラの同日施行)も可能
・日帰りポリープ切除
・下剤の負担を減らす工夫(院内・自宅選択が可能)
を行っています。「下痢が長引くけど、検査は怖い」と感じている方も安心して受けていただいてます。
まとめ
・下痢が3週間以上続く場合は「慢性下痢」
・原因は多岐にわたり、腸の病気が隠れていることもあります。
・原因を明らかにするには、大腸カメラが最も確実です。
気になる症状がある方は、早めのご相談をおすすめします。
しもの内科・内視鏡クリニック
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