ピロリ菌の除菌治療の流れ|しもの内科・内視鏡クリニック|大阪市住吉区の内科・消化器内科

〒558-0042大阪府大阪市住吉区殿辻1-7-22
Tel.06-4700-9058
WEB予約
ヘッダー画像

ピロリ菌の除菌治療の流れ

ピロリ菌の除菌治療の流れ|しもの内科・内視鏡クリニック|大阪市住吉区の内科・消化器内科

ピロリ菌は胃がんや胃潰瘍の大きな原因となるため、感染がわかった場合は除菌治療を行うことが推奨されます。ここでは、実際の治療の流れや注意点をわかりやすくご説明します。

保険診療で除菌治療をうけられる条件

日本では、次のような場合に保険診療で除菌治療を行うことができます。

・胃潰瘍まはた十二指腸潰瘍があり、ピロリ菌感染が確認された場合

・胃カメラで「慢性胃炎(萎縮性胃炎)」と診断され、ピロリ菌感染が確認された場合

→健診などで血液や尿で「ピロリ菌陽性」と出ても、すぐに除菌治療はできません。保険で除菌を行うためには、必ず胃カメラで萎縮性胃炎などの診断をうける必要があります。

 

除菌治療の方法

【1次除菌】

1週間、3種類の薬を服用します。

・ボノプラザン(タケキャブ)、アモキシシリン(サワシリン)、クラリスロマイシン(クラリス)

これらを1日2回、7日間 内服します。成功率は約80~90%と報告されています。

 

【2次除菌】

1次除菌がうまくいかなかった場合で行います。抗生剤を1種類変更して再度、1週間内服します。

・ボノプラザン(タケキャブ)、アモキシシリン(サワシリン)、メトロニダゾール(フラジール)

2次除菌まで行うと、最終的に約95%以上の方で除菌に成功します。

 

治療中の注意点

・薬を忘れずに1週間飲み切ることがとれも大切です。

・飲酒は控えめにしましょう

・一時的に下痢・味覚の変化・腹部の張りなどが出ることがありますが、多くは軽度です。

 

除菌できたかどうかの確認

治療終了後に4週間以上あけて、ピロリ菌が本当に消えたどうか確認します。

・尿素呼気試験(呼気検査)

・便中抗原検査

※血液や尿の抗体検査は「過去の感染」でも陽性になるため、除菌判定には使用しません。

 

除菌後も胃カメラが大切

除菌が成功すると胃がんのリスクは大幅に下がりますが、ゼロにはなりません。

特に粘膜の萎縮が進んでいる方は、除菌後も定期的な胃カメラ(1~2年ごと)の経過観察が推奨されます。

 

しもの内科・内視鏡クリニック

〒558-0042

大阪市住吉区殿辻1丁目7‐22

電話06-4700-9058

 

アクセス

南海高野線 沢之町駅 徒歩5分

JR 我孫子町駅から徒歩15分