健診で「便潜血陽性(+)」と言われて不安になった方も多いのではないでしょうか?
「体調も悪くないし、また来年でいいか」とおもってしまう方もいます。
しかし、便潜血陽性を放置するのはとても危険です。
■便潜血とは?
便潜血検査は、便の中に目にみえないほどの微量の血液が混じっていないかを調べる検査です。
出血がある場合、次のような病気が隠れていることがあります。
・大腸ポリープ
・大腸がん
・潰瘍性大腸炎や虚血性大腸炎などの炎症性疾患
・痔による出血
■便潜血陽性=「がん」というわけではありません。
便潜血が陽性でも、実際にがんがみつかるのはごく一部です。
しかし、大腸がんの初期には自覚症状がほとんどないため、「症状がない=安心」ではありません。
中には、小さなポリープが原因で少しだけ出血しているケースもあります。
この段階で発見できれば、日帰りでの切除でがんを予防できることも少なくありません。
■再検査は「大腸カメラ」が確実です。
便潜血が陽性だった場合、次に行うべき検査は大腸カメラ(大腸内視鏡検査)です。
レントゲンやCTでは見つけられない小さなポリープや初期がんも、内視鏡なら直接観察して確認できます。
当院では、鎮静剤を使用し、眠っている間に検査を終えられるよう配慮しています。
「痛そう」「怖そう」と思っていた方も、「思っていたよりずっと楽だった」とおっしゃる方が多いです。
■便潜血陽性をがんの予防のチャンスに
便潜血が陽性という結果は、怖い知らせではなく、「今のうちにきちんと確認しておきましょう」というサインです。
早期発見・早期治療ができれば、ほとんどの大腸がんは治る時代です。
健診で陽性になったら、できるだけ早めに大腸カメラを受けてください。
しもの内科・内視鏡クリニック
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